最近、毎年のように何かしら災害が発生しますよね…。みんなが心配している地震に加えて、台風や大雨による土砂災害、また、これらの自然災害を原因とする停電が発生することも珍しくありません。昨年の2019年は、台風19号の影響で近所でも大停電しました。以前から、スマホ充電用のモバイルバッテリーなら持ってましたが、今回とうとうポータブル電源を購入することにしました。

amazonには様々な製品が売られていますが、Jackeryというアメリカブランドの製品が日本に上陸したことを知り、悩んだ結果、このブランドの中で最も小型でリーズナブルなJackery 240を買うことにしました。

ポータブル電源の容量はモバイルバッテリーの比ではなく、ノートパソコンや液晶テレビ、電気式毛布や小型炊飯器まで使えるので、1〜2日程度の停電なら心強い味方になってくれそうです。災害時だけでなく、キャンプや車中泊にも手軽に使えるので、これはもう一家に一台は欲しいアイテムと言えそうです。

…というわけで、今回はJackery 240の製品概要やファーストインプレッションをまとめてみました。

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目次

  1. 製品概要
  2. ファーストインプレッション
  3. スペックを理解するために知っておくべき点
  4. 比較検討したライバル製品
  5. Jackery製ポータブル電源の使い方
  6. まとめ

1. 製品概要

Jackery ポータブル電源 240 大容量67200mAh/240Wh 家庭アウトドア両用バックアップ電源 小型軽量 PSE認証済 純正弦波 三つの充電方法 AC(200W 瞬間最大400W)/DC/USB出力 車中泊 キャンプ アウトドア 地震停電 防災グッズ 停電時に非常用電源 ソーラー充電 環境にやさしい 省電力 24ヶ月保証

製品仕様

製品名:Jackery(ジャクリ) ポータブル電源 240
容量:67200mAh/240Wh
定格出力:200W(瞬間最大出力400W)
AC100Vコンセント:1口 (純正弦波)
USB出力ポート:USB-A:2口
DC出力ポート:なし
充電方式:AC、シガ-ソケット、ソーラーパネル
重量:3.2Kg
サイズ:23×13.5×16 cm(奥行き × 幅 × 高さ)

※「Jackery」は公式サイトによれば、日本語表記の場合「ジャクリ」と表記するようです。
DCとはプラスマイナスの電極がある直流、ACは家庭用電源で採用されている交流のことです。

出力されるAC100V電源は矩形波ではなく純正弦波で出力されるので、電子機器や精密機器に使用しても充電できなかったり製品側の電源装置を壊してしまったりする心配はありません。小型発電機やポータブル電源の中には、純正弦波が出せないものがあるので、そういう意味では安心ですね!

性能の目安

Jackery ポータブル電源は、それぞれ1000700400240の4機種が揃っています。自分の場合、リーズナブルでコンパクトな240が一番魅力的だったので、これを選んでみましたが、どれを選ぶかは目的と予算に応じて選べばよいかと思います。

説明書に掲載されていた充電容量の目安は下記の通りです。

  • AC出力
    • ライト(5W):約21時間
    • 一眼レフカメラ(8.4W max):約10回
    • ノートパソコン(30W):約3回
    • プロジェクター(100W):約2時間
    • ゲーム機(18W max):約8回
    • 32インチ液晶テレビ(60W):約3時間
    • ドローン(60W):約4回
    • 電気式毛布(55W):3.7時間
  • USB出力
    • スマートフォン(18W max):約24回
    • スポーツカメラ(5W max):44回
    • タブレット(12W max):約7.5回
  • シガーソケット出力
    • 車載冷蔵庫(60W):19時間

2. ファーストインプレッション

早速、開封してみました。セット内容はこんな感じです。

  • Jackery(ジャクリ) ポータブル電源 240 本体
  • 充電用ACアダプター
  • 充電用DC12Vシガーソケットアダプター
  • アダプター用ナイロン製ケース
  • 説明書等

想像よりしっかりした質感でした。外装のプラスチックも安っぽさはありません。オレンジのロゴやラインがアクセントとなり、製品としてなかなかカッコいい感じです。

上面の取っ手を倒すと完全なフラットとなり、ものを置くことができます。また同じ製品を縦に重ねられるように、ゴム足の“くぼみ”が付いています。

充電は、家庭用AC100V電源と12Vシガーソケットから充電することが可能です。また、今回は購入しませんでしたが、オプションで専用のソーラーパネルが用意されており、ソーラー充電もできる優れものです!これも是非買って試してみたいです。

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3. スペックを理解するために知っておくべき点

この記事を読んでくださっている方は、きっとポータブル電源の購入を検討されているのだと思いますが、ポータブル電源を比較検討するために、カタログスペックをきちんと理解する必要があるかと思います。購入前に性能を示す単位や用語について理解を深めておきたいところです。

例えば、W(ワット)Wh(ワットアワー)mAh(ミリアンペアアワー)って、それぞれ何のこと?またバッテリー容量定格出力の違いって何?…などです。それらの点についてまとめてみましたので、よろしければ参考にしてみてください。

W(ワット)とは?

W(ワット)とは、消費電力を表す単位です。電流(A:アンペア)×電圧(V:ボルト)で求めることができます。

例えば、100V、0.4A(= 400mA)で点灯する電球があるとします。これはWに換算すると40Wということになり、100V、0.6A(= 600mA)のものなら60Wの電球ということなります。iPhoneに付属している充電器は出力が5V、1Aなので、5Wですね。

Wh(ワットアワー)とは?

W(ワット)は消費電力の大きさを表す単位だと説明しましたが、Wh(ワットアワー)とはどんな単位なのでしょうか?これは、1Wの電力を1時間消費もしくは発電したときの電力量の単位です。つまり、40Wの電球を1時間点灯させた場合の電力量は40Wh、2時間点灯させれば80Whという計算です。今回購入した「Jackery ポータブル電源 240」は240Whの電力量をもったポータブル電源です。つまり、40Wの電球なら6時間点灯させることができるはずで、60Wの電球なら4時間点灯させることができるはずです。iPhoneの充電器の出力は5Wでしたが、これなら計算上48時間充電し続けることができるはずです。

mAh(ミリアンペアアワー)とは?

Ah(アンペアアワー)とは、電流と時間の積算値です。電流(A:アンペア)×時間(h:アワー)で求めることができます。頭にm(ミリ)がついたmAh(ミリアンペアアワー)はその1,000分の1の単位です。こちらは主に電池やバッテリーの容量を示す場合によく使われます。Wh(ワットアワー)は1時間あたりの電力量でしたが、こちらは電圧を除外した値ということになります。同電圧の電池の性能を比較する場合、長持ちする方が性能がよいわけですが、その比較にひとまず電圧は関係ないので、こちらがよく用いられるのです。

バッテリー容量と定格出力

「Jackery ポータブル電源 240」は240Whの電力量をもったポータブル電源であることはすでに述べました。電力量以外にもう一点気にしなければならないのが定格出力です。「Jackery ポータブル電源 240」の定格出力は200Wです。AC電源やUSBに複数の機器を接続して、同時に充電できるのですが、その時、接続する機器の出力合計の上限が200Wということです。

例えば、iPhoneの付属充電器が5W(定格:5V、1A)、iPadの付属充電器は約10W(定格:5.1V、2.1A)なので、合計出力は15W、余剰は185Wということになりますね。MacBookAirの付属充電器は45Wなので、これも追加して同時充電するとなると、合計出力は60W、余剰は140Wという計算です。このように同時に充電できる能力を示すのが定格出力です。

これまで説明してきた事柄は、あくまでスペック上のお話で、実際に「Jackery ポータブル電源 240」を使用した時にそのスペック通りの性能を発揮できるかどうかは、使用環境や条件によって誤差が出てくるはずなので、その点は踏まえておいてください。しかしポータブル電源を購入する際に、目的に応じて適切な製品を選ぶためには必ず知っておいた方がよい知識ですよね。

4. 比較検討したライバル製品

少々、話は脱線しますが、今回購入前に比較検討した製品についても、少しだけ触れておきたいと思います。その製品はこちら。

Anker PowerHouse 200 (ポータブル電源 213Wh / 57600mAh) 

モバイルバッテリーでは有名なAnker製のポータブル電源です。Ankerのモバイルバッテリーは幾つか持っており、当初は、ポータブル電源を買うならAnker製を購入しようかと考えていました。

スペック的には、甲乙付け難い性能差でこちらの方が「Jackery ポータブル電源 240」よりもスペック的に優れている点はあります。バッテリー容量が電力量換算で13Wh多い、USB-Cポートがある…などです。しかし、定格出力は半分の100W、価格が4,000円ほど高い、充電中にUSB出力できない…など「Jackery ポータブル電源 240」よりも劣るかなという点もあります。デザイン的にはこちらの方も捨てがたいなぁ…とは感じつつも、個人的に「Jackery ポータブル電源 240」に軍配が上がりました。

Jackery 400との違い

ところで、Jackery 240の兄貴分のモデルとなるJackery 400とはどのくらい性能が違うのでしょうか?自分も買うときに、ちょっと悩みました。

Jackery ポータブル電源 400 大容量112200mAh/400Wh 家庭アウトドア両用バックアップ電源 PSE認証済 純正弦波 AC(200W 瞬間最大400W)/DC/USB出力 四つの充電方法 MPPT制御方式 車中泊 キャンプ アウトドア 防災グッズ 停電時に 非常用電源 ソーラー充電 環境にやさしい 省電力 24ヶ月保証

Jackey 240と400は、USB・AC電源・12Vシガーソケットの出力数が一緒で、定格出力も同じ200Wです。そして寸法も同一。異なる点が重さ、バッテリー容量、価格ということになります。

Jackery 240
重さ:3.2kg、バッテリー容量:67,200mAh / 240Wh、価格:¥25,800

Jakery 400
重さ:4.1kg、バッテリー容量:112,200mAh / 400Wh、価格:¥44,800

定格出力とバッテリー容量については既に解説しましたが、要するに、定格出力が同一ということは同時に充電できる能力は同じ。ただし容量が約1.6倍なので、Jackey 400の方がJackey 240よりも約1.6倍長持ちするということになります。その分、価格は約1.7倍です。キャンプや車中泊などで、電気式毛布を使う場合など、少しでもバッテリー容量が長持ちしてほしい人には、Jackery 400の方がおすすめと言えるかもしれませんね。

5. Jackery製ポータブル電源の使い方

最後に、使い方についても触れておきたいと思います。とは言っても、使い方はとても簡単!!ACコンセントを使いたい場合は、ACと囲われた部分のコンセントに差し込んでスイッチを押すだけです。USBを使いたい場合も同様に、USBと囲われた部分のスイッチを押します。シガーソケットで出力したい場合は、ディスプレイ脇のシガーソケットに差し込んで、隣の「12V」のスイッチを押しておきます。

ディスプレイには容量の残量が%(パーセント)で表示されます。加えて、充電中の入力電力と使用中の出力電力がW(ワット)で表示されます。液晶ディスプレイ脇の「DISPLAY」ボタンを押すと数秒間青白いバックライトが点灯して暗くても充電状況を確認することができます。

実際に電気製品を繋いで使ってみると…

ペット用電気式マット(20W)

たまたま手元に、ペット用の電気式マット(20W)があったので、試しに6時間使った結果、バッテリー容量の残りが67%という状況でした。スペック上、50%となるはずですが、この感じだと12時間以上は使えそうです。

MacBookAir(45W)

また、MacBookAir(45W)を充電しながら使ってみたところ、2時間30分程の使用でバッテリー容量の残りが86%という状況でした。丸一日停電したとしても、しっかり仕事できそうな感じですね。

電気式ひざ掛け毛布(55W)

ソファーや車内でも使える電気式ひざ掛け毛布でも試してみました。ディスプレーに表示される消費出力(W)数をしばらくモニターしてみましたが「強」の使用で50W前後を示していました。これなら、カタログスペックにもある通り3時間〜4時間程度は使える計算ですね。

製品や使用状況によって使用できる時間には多少の誤差が発生すると思うので、その点は踏まえておく必要があるかと思いますが、ほぼ仕様通りの性能を示していると感じました。

一緒に暮らしている猫が「何やってるんだろう?」と興味を持って偵察にきました(笑)

ただ、Jackery 240の場合、電気式毛布を一晩中「強」で使うには性能的に厳しいので、ポータブル電源の主な使用目的がキャンプや釣りなどのアウトドア目的なら、最低でもJackery 400、できれば700や1000を買った方がいいかもしれませんね。

6. まとめ

今回は、初めて買ったポータブル電源「Jackery ポータブル電源 240」のファーストインプレッションをお届けしました。近年、災害が多く発生しているという状況や、様々な製品が揃ってきたということもあり、にわかにポータブル電源に注目が集まっているようにも感じますが、購入を検討されている方の参考となればと思い記事としてみました。参考になれば幸いです!