今回の記事はちょっとニッチな内容で恐縮ですが、個人的な備忘録として記事として残しておきたいと思います。
3年ほど前に勢いで定期購読を始めてしまったアシェット・コレクションズ・ジャパンの「74式戦車をつくる」。…とにかくですね、こういうものは勢いで買うもんじゃないですね。完成までに2年弱の歳月と20万円以上の予算がかかってしまいました。途中で、なぜ買い始めてしまったのだろう…とややモチベーションが下がった時期もありましたが、なんとか完成させました。
あれから約1年。飾ったままで全く動かしてなかったのですが、バッテリーの状態が気になったため、久し振りに引っ張り出して起動させてみたのですが…
なんということでしょう!
バッテリーが完全に死んでいましたw
バッテリーパックを充電アダプターで充電しても一向に充電する気配がなく、スイッチをつけても前照灯と方向指示器が点滅して、全くおかしな感じです。これはヤバいと思い、テスターで電圧を測ってみたところ…ほぼ0V。

慌ててバッテリーパックが付属していた「74式戦車をつくる 90号」を検索してもオフィシャルの通販サイトはおろかネットオークションでも、もう入手できそうにありません。
アシェット・コレクションズ・ジャパンのユーザーサポートの対応は、実は過去にちょっと懲りてまして、今回はあてにすることもなく、すぐにサードパーティー製の代替バッテリーパックを探して搭載することにしてみました。
購入したサードパーティー製バッテリーパック
あれこれ探してみたのですが、さずがamazon!いい感じのバッテリーパックを見つけることができました。それがこちら。
7.4V 3000mAh 充電式リチウムイオンバッテリーパック
XH2.54 PH2.0 SMコネクタ (XH2.54)
参考価格:¥2,680(税込)
※上記のリンクはamazonへのリンクとなっています。
90号付属の純正バッテリーパックは7.4V 1800mAhなので、この製品で問題なければバッテリー容量を3000mAhに増やすこともでき一石二鳥です。というわけで早速入手してみました。

購入後すぐにテスターで計測してみたのですが、結果は上記の通り。0.3Vほど電圧が高いですが、経験上、この程度の電圧の誤差は無視できるので、早速搭載することにしてみましました。
ちなみにこの製品、購入時にXH2.54、PH2.0、SMと3種類のコネクターを選べるのですが、結局切断してしまうのでどれを購入しても問題ありません。
推奨したバッテリーが売り切れの場合…
推奨したバッテリーがずっと売り切れになってしまっているようです。その場合、以下のような商品がいいかもです。ポイントは…
- 充電式のリチウムイオン(Li-ion)バッテリーであること
- 電圧が7.4vのもの
- 容量が純正品(1,800mAh)と同等かそれ以上のもの
注意点としては、誤ってリチウムポリマー(Li-Po)バッテリーを買わないこと。リポはそのバッテリーにきちんと対応した充電器でバランス充電しないと発火の恐れがあるなど、扱いに注意が必要です。
電動モップ G16-A対応 互換 バッテリー 7.2V 2800mAh
参考価格:¥1,999(税込)
※上記のリンクはamazonへのリンクとなっています。
上記の商品は商品名に7.2vと書いてあるものの、本体には7.4vと刻印があります。自分はこのバッテリーを買って試したわけではないので、あくまで参考としてお考えください。
加工方法
加工方法はとっても簡単。純正バッテリーパックから、充電用コネクタと基板接続用コネクタが付いたケーブルをそれぞれニッパで切断して、購入したバッテリーパックに直列で繋ぎ、半田付けしてから熱収縮チューブで絶縁します。ちなみに、購入したサードパーティー製バッテリーパックにもともと付いていたコネクタは使わないので切除します。
半田付けが苦手な方は、ケーブルの外皮をニッパーなどである程度余裕をもって剥がしてからしっかり結びあわせて、ビニールテープ(エスロンテープ)でしっかり絶縁すれば問題ないと思います。

バッテリーパックの加工が完了したら、本体に接続します。バッテリーパックは下記の場所に100均で購入したクッション両面テープで固定しました。ちなみに、90号の組み立て解説図で説明されている場所とは異なる場所ですが、この場所でも他の内部構造と干渉しないので問題ありません。

動作結果
代替バッテリーパックの搭載後、早速動作テストをしてみましたが、純正の充電アダプターでしっかり充電もできて、動作的にも全く問題ありませんでした!
この種のバッテリーは長期間放置すると、いきなり使えなくなっているというケースが稀にあると思うのですが、やはり、保管状態を時々確かめてあげることが大事かと思います。
仮に長期間使わないのであれば、ある程度使用した状態(完全放電状態と満充電状態を避けた状態)で保存し、時々起動させて、少し充電してあげるなどの対応が必要かもしれません。今後は気をつけたいですね。
自分の場合は本体完成の100号をもって購読を終了しましたが「74式戦車をつくる」延長分の160号もあともう少しで完了するかと思います。延長分の「73式特大型セミトレーラ」完成後に、久しぶりに遊んでみようと電源を入れたら動かない!なんてことになった方は、まずはバッテリーを疑ってみてください!もしバッテリーが原因なら、この記事で説明した通り比較的簡単に代替バッテリーに交換ができますよ!
※ この記事で扱った代替バッテリーの交換についてですが、万一動作不良などの問題が発生したとしても当方では一切責任は負えませんので、自己責任にてお願いいたします。