macOSの「ターミナル」は、開発者にとってはまさに必携アプリ。しかし出先などで「iPhoneからsshでターミナル操作できたらなぁ?」と思ったことはありませんか?それがちゃんとあるんですね。しかも無料で使えるアプリが!

というわけで、今回はiPhone(iOS13以降)で使える無料アプリ「a-Shell」をご紹介します。

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目次

  1. インストール方法
  2. a-Shellの使い方
  3. まとめ

1. インストール方法

インストールは「App Store」で「a-Shell」と検索すればすぐに見つけることができます。または下記のURLをクリックしてみてください。
https://holzschu.github.io/a-Shell_iOS/

2. a-Shellの使い方

使い方ですが、とても簡単です。起動して通常のターミナルのようにプロンプトにコマンドを打ち込むだけ。ただ、ターミナル操作によく使う「Tabキー」「Controlキー」「Escキー」「↑↓←→キー」については、キーボード枠外のボタンから操作することになります。

またiOSのダークモードに連動してインターフェースが変わります。

「sudo」など使えないコマンドは結構あるが、ファイル操作などの基本的なコマンド、また「vim」も使える!

下記は「cd」コマンドでルートディレクトリ( / )に行ってみた様子ですが、表示されている各ディレクトリには「permission denied」で入れません。そして「sudo」も使えません。

しかし「vim」を使えるので、アプリに使用を許可されたドキュメントディレクトリ( ~/Documents )上で、テキストを編集して保存したり「ifconfig」でネットワーク環境をチェックしたりはできますね。

sshで他の端末を操作するときにも重宝しそう!

sshも普通に使えますので、ネットワーク上の他の端末を操作する際にも重宝しそうです。下記は、VPNでオフィスに接続して、自分のデスクに置いてあるMac miniにsshで入ってみた様子です。

何とPythonが使える!

なんと「python」と打ってみたら、インタラクティブモードで使えました!バージョンは3.9.2と表示されています。お〜、これは凄い!iOSでPythonが使えるとは!

Pythonが使えるとなると、ちょっとしたプログラミングにも使えるので、使用用途がぐっと広がりそうです。

3. まとめ

今回は、iOS用ターミナルアプリ「a-Shell」のインストール方法や基本的な使い方をまとめてみました。基本的なコマンドはもちろんのこと、ssh端末としても使えますし、Pythonまで使えてしまうという驚きもありました。開発者にとってはありがたいアプリと言えそうです。